【2級ガソリン】令和7年度第1回 実施日:令和7年10月5日 No.13
No.13
分かりやすくお伝えするため、要約により構成しています。
覚えやすさを優先しているため、独自の解釈があったり言葉足らずの部分もあるかと思いますが、試験に合格することを第一の目標としているためご理解ください。
正式な試験問題と解答は、日本自動車整備振興会連合会のホームぺージよりご確認ください。
【問題】
過給機についての問題です。
間違っている記述を選択します。
(1)ターボ・チャージャの過給圧制御に関する記述
(2)スーパ・チャージャの過給圧制御に関する記述
(3)スーパ・チャージャの構造に関する記述
(4)ターボ・チャージャの特徴に関する記述
【ターボ・チャージャ】
排気ガスの圧力を利用してタービン・ホイールを回転させ、タービン・ホイールと同軸上の吸気側に取り付けられたコンプレッサ・ホイールを回転させることで、空気を圧縮しシリンダ内へ供給する。
タービン・ホイールとコンプレッサ・ホイールをつないでいるシャフトは高速回転するため、軸受けにはフル・フローティング・ベアリングが使われる。
このベアリングは、オイルに浮いた状態になっているため、シャフトの周速の約半分で回転する。
排気ガスの圧力を利用した装置であるため、エンジン低回転時の立ち上がりが弱く、エンジン回転が上昇するにつれて出力が向上していく。
【スーパ・チャージャ】
補機ベルトなどにより、エンジンの回転力を伝達することで回転させ、空気を圧縮しシリンダ内へ供給する。
エンジンの力を利用した装置であるため、エンジン低回転時でも安定した能力を発揮できるが、エンジン回転が上昇するにつれエンジンの効率を下げる原因にもなってしまう。
【特徴まとめ】
ターボ・チャージャは高回転領域が得意で、スーパ・チャージャは低回転領域が得意という特徴がある。
そのため、一部の車両では両方を搭載し、エンジンの回転数によってターボ・チャージャとスーパ・チャージャを使い分けるツイン・チャージャ式のものがある。
(1)、(2)について
ターボ・チャージャやスーパ・チャージャには部品保護のため、過給圧が規定値よりも上がった場合に、過給圧を低下させるための逃し弁が設けられています。
ターボ・チャージャにはウエスト・ゲート・バルブが付いており、バルブが作動するとバイパス通路が開き、タービン・ホイールを通る排気ガスの量を減らすことで、過給圧が下がるようになっています。
一方、スーパ・チャージャにはエア・バイパス・バルブが付いており、バルブが作動すると過給圧の一部を吸気側へ逃がし、規定の過給圧に調整するようになっています。
それぞれのバルブは、過給圧が規定値よりも上がった場合に作動する。
エア・バイパス・バルブは、過給圧の一部を“吸気側”へ逃がす。
(3)について
スーパ・チャージャの種類の一つである2葉式のものでは、ロータ1回転につき4回の吸入・吐出が行われます。
(4)について
上記の種類・特徴参照。
【正解】(2)
ターボ・チャージャでは、ウエスト・ゲート・バルブの閉じ不良により過給圧が規定値まで上がらないトラブルや、ターボ内のオイルが漏れ出してしまい、配管を通って吸気側へ回り込むことで、エアダクトがオイルまみれになったり、オイルが燃焼することで白煙の原因となることあります。
