【3級ガソリン解説】令和7年度第1回 [問題11 ピストン挿入時の工具]実施日:令和7年10月5日
分かりやすくお伝えするため、要約により構成しています。
覚えやすさを優先しているため、独自の解釈があったり言葉足らずの部分もあるかと思いますが、試験に合格することを第一の目標としているためご理解ください。
正式な試験問題と解答は、日本自動車整備振興会連合会のホームぺージよりご確認ください。
【問題】
レシプロ・エンジンのピストンを挿入するときに使用する工具の問題です。
正しい選択肢を選びます。
(1)、(2)、(3)、(4)について
【コンビネーション・プライヤ】
支点の穴を変えることによって、口の開きを大小二段にできるので、使用範囲が広いプライヤ。
【ピストン・リング・リプレーサ】
ピストン・リングを脱着するときに使用する。
【シリンダ・ゲージ】
シリンダの摩耗量などの測定に使用。
ダイヤル・ゲージを応用した測定器で、ダイヤル・ゲージに専用のリンク装置を取り付けて使う。
【ピストン・リング・コンプレッサ】
ピストン・リングを取り付けたあと、ピストンをシリンダへ挿入するときにリングを圧縮して広がらないようにする工具。
ピストン・リングをピストンのリング溝から脱着するときには、リングを広げる必要があります。
手で広げようとするとリングが折れてしまうこともあり、ピストン・リング・リプレーサは、ピストン・リングを広げるためのものです。
ピストン・リングには外側に張る力があります。
これは、リングの“張り”といわれるもので、張りがあるからリングはシリンダに密着することができます。
そのため、ピストンにリングを付けた状態でシリンダへ挿入しようとしても、リングが引っかかってしまい入りません。
そこで、ピストン・リング・コンプレッサでリングを圧縮した状態にし、ハンマの柄でピストンを押し込みながらシリンダへ挿入していきます。
【正解】(4)
用途に応じた適切な工具を使うことが部品を壊さないことにつながるので、「直すつもりが壊してしまう」ことのないよう工具の知識も持っておきたいものです。
しかし、専用工具は使用頻度が少ない割に高額なものが多く、代用できるものがあれば専用工具以外でも問題ないこともあるため、大切なのは「何をするのか?」「専用工具じゃないとできないのか?」を考え、判断する習慣を付けておくことだと思います。
