【3級ガソリン解説】令和7年度第1回 [問題17 電子制御装置]実施日:令和7年10月5日
分かりやすくお伝えするため、要約により構成しています。
覚えやすさを優先しているため、独自の解釈があったり言葉足らずの部分もあるかと思いますが、試験に合格することを第一の目標としているためご理解ください。
正式な試験問題と解答は、日本自動車整備振興会連合会のホームぺージよりご確認ください。
【問題】
電子制御装置に関する問題です。
間違っている記述を選択します。
(1)くら型フューエル・タンクの構造に関する記述
(2)燃料が送られる経路に関する記述
(3)インジェクタの噴射制御に関する記述
(4)チャコール・キャニスタの機能に関する記述
くら型のフューエル・タンクとはFR車に使われているタンク形状のことで、後輪を駆動するためのプロペラ・シャフトをかわす目的から、タンクの真ん中が大きくえぐられた形状をしています。
燃料は左右に分かれた部屋(メーンとサブ)に入っており、燃料ポンプだけだと二つの部屋から燃料を圧送できないため、メーン室に電気式の燃料ポンプと負圧式のジェット・ポンプを設け、ジェット・ポンプの作用によってサブ室からメーン室に燃料を吸い上げています。


(1)について
サブ室からメーン室へ燃料を送るために負圧式のジェット・ポンプが付いています。
(2)について
フューエル・タンク→フューエル・ポンプで吸入・吐出→インジェクタで噴射の流れです。
(3)について
インジェクタの噴射時間で制御しているのは燃料噴射量です。
燃圧はプレッシャ・レギュレータで調整しています。
(4)について
チャコール・キャニスタは燃料蒸発ガス排出抑止装置の構成部品で、フューエル・タンク内の燃料が蒸発したガスを大気に放出しないようにするための装置です。
【正解】(3)
くら型のフューエル・タンクには、サブ室とメーン室両方に電気式の燃料ポンプを設けている車両もあります。
3級の教科書にはジェット・ポンプ式のタイプが記載されているため、試験問題も同じ内容で出てきます。
トラブル診断時には、スキャンツールでエンジンECUのデータを確認することが多く、燃料噴射時間を点検する機会も多いです。
千分の何秒という単位で表されるデータですが、正常な噴射時間との比較で診断を進めていけることもあるため、「噴射量=噴射時間」の基礎理解は重要です。
