【3級ガソリン解説】令和7年度第1回 [問題13 冷却装置の構造・作動]実施日:令和7年10月5日
分かりやすくお伝えするため、要約により構成しています。
覚えやすさを優先しているため、独自の解釈があったり言葉足らずの部分もあるかと思いますが、試験に合格することを第一の目標としているためご理解ください。
正式な試験問題と解答は、日本自動車整備振興会連合会のホームぺージよりご確認ください。
【問題】
水冷・加圧式の冷却装置に関する問題です。
正しい記述を選択します。
(1)ジグル・バルブの作動に関する記述
(2)冷却水の性能に関する記述
(3)ラジエータの構造に関する記述
(4)サーモスタットの取り付け位置に関する記述
冷却装置には「水冷式」と「空冷式」があり、自動車には一般的に水冷式が使われています。
水冷式は、冷却水を循環することでエンジンを適温に保っており、冷却水には機能性を向上させるため、様々な添加剤が使われています。
また、エンジンが冷えているときは早く適温にするため、サーモスタットを使って循環経路を変えることで一時的に冷却を止めています。

サーモスタットは常に冷却水にさらされており、規定の温度までは閉じています。中にはワックスが入っており、規定の温度になるとワックスが膨張し、サーモスタットが開いて冷却水が通っていけるようになります。
サーモスタットが開く規定の温度は、サーモスタットによって「〇〇℃」と設定されています。
【冷間時】
サーモスタットが閉じて、冷却水はエンジン内部のみを循環します。
【暖機後】
サーモスタットが開くことで、ラジエータを通り冷やされた冷却水がエンジン内を循環するようになります。
サーモスタットには“ジグル・バルブ”が付いているものがあり、ジグル・バルブは、冷却系統のエア抜きを容易にする働きがあります。
(1)について
ジグル・バルブの取り付いている小さい穴は、冷却系統内に空気が残っていない場合は閉じています。
(2)について
冷却水は水と不凍液を混合したもので、錆や劣化を防ぐために様々な添加剤が含まれています。
(3)について
ラジエータ・コアはアルミニウム合金で作られており、アッパー・タンクとロアー・タンクは軽量な樹脂で作られています。
(4)について
サーモスタットはラジエータ内ではなく、一般的にはロアー・ホースとエンジンの接続部に取り付いています。
サーモスタットは、オーバーヒートの原因になることが多い部品です。
経年劣化により閉じたままになることで、冷却水が循環できなくなるためオーバーヒートへつながります。
また、ラジエータの劣化による水漏れについては、車両によって定められた時期に行う定期点検のときに点検するようになっています。
冷却水は人間でいう水分。
熱中症にならないよう、構成部品の点検と構造理解が重要です。
