【3級ガソリン:始動装置】
このページでは、始動装置の過去問題を掲載しています。
分かりやすくお伝えするため、要約により構成しています。
覚えやすさを優先しているため、独自の解釈があったり言葉足らずの部分もあるかと思いますが、試験に合格することを第一の目標としているためご理解ください。
正式な試験問題と解答は、日本自動車整備振興会連合会のホームぺージよりご確認ください。
令和7年度第1回 No.12
【問題】
スタータに関する問題です。
正しい記述を選択します。
(1)オーバランニング・クラッチの働きに関する記述
(2)リダクション式の構造に関する記述
(3)リダクション式の利点に関する記述
(4)モータのフィールドの構造に関する記述
直結式は名前のとおり、モータの回転がそのままピニオンに伝わるタイプ。
一方、リダクション=減速のことで、減速機構を設け、モータの回転数を減速することでピニオンの回転力(トルク)を上げています。
仮に直結式とリダクション式が同じモータである場合、リダクション式の方が回転力が大きくなるため、「小さいモータでも回転力が確保できる」ことになり、モータを小型軽量化することができます。
オーバラン・クラッチにはワンウェイ・クラッチが使われていて、一方向は回転、逆方向にはロックするようになっています。
自転車のペダルのようなイメージで、ペダルが前回転のときには力を伝え、後回転ではフリーになることで力を伝えないようにします。
アーマチュアの回転をエンジンに伝えるときにはクラッチがロック方向になり、エンジンが始動するとエンジン側からアーマチュアが回されないよう、クラッチがフリーになることでアーマチュアの破損を防ぎます。


(1)について
オーバラン・クラッチは逆転防止のワンウェイ・クラッチです。
(2)について
リダクション=減速。
回転数を減速することで回転力を上げています。
(3)について
減速機構を設けることで回転力が上がるため、小型モータでも強い力になります。
(4)について
アーマチュア・コイルはフィールドの中で回転しています。
そのため、フィールドの構成部品ではありません。
【正解】(3)
減速機構は自転車のギヤと同じで、出力側の回転数を落として回転力を上げています。
トランスミッションやその他のギヤにもよく使われているため、今後の基礎になる考え方ですし、細かい構造を知ることで説明にも説得力が増し、お客様からの信頼にもつながると思います。
