2級ガソリン

【2級ガソリン:タイヤ・アライメント】

hanabi

このページでは、タイヤ・アライメントの過去問題を掲載しています。

分かりやすくお伝えするため、要約により構成しています。

覚えやすさを優先しているため、独自の解釈があったり言葉足らずの部分もあるかと思いますが、試験に合格することを第一の目標としているためご理解ください。

正式な試験問題と解答は、日本自動車整備振興会連合会のホームぺージよりご確認ください。

令和7年度第1回 No.17

【問題】
ホイール・アライメントについての問題です。
間違っている記述を選択します。

(1)トーイン、キャンバの影響に関する記述
(2)スラスト角に関する記述
(3)ボールナット型のタイロッド長の影響に関する記述
(4)リヤ側タイロッドの特徴に関する記述

選択肢の中には、試験と割り切って覚えるものもありますが、トーイン・アウト、キャンバ、キャスタなど比較的分かりやすく、実務にもつながるものは理解しておくとよいでしょう。

アライメント

(1)について

キャンバ・スラストは、上図のようにタイヤの上側が傾いている方向に発生します。
トーインでは内向きのスラスト力が発生するため、プラス・キャンバを設けることでスラスト力が打ち消しあうことになります。

(2)、(3)、(4)について

適切な文章です。そのまま覚えておきましょう。
(4)については、バウンド=トーイン、リバウンド=トーアウトで覚えます。

覚え方のポイント

トーイン・アウト、キャンバ、キャスタなどは理解を深め、それ以外は適切な文章を暗記する。

【正解】(1)

【hanabiの現場メモ】

車検時のサイド・スリップ測定では、測定した結果によってタイロッドを調整し、トーイン、トーアウトの調整を行う場合があります。

また、事故修理後や足回りの整備後にはアライメント測定を行い、トー、キャンバ、キャスタを調整することもあります。
アライメント測定は外注で行う場合も多いですが、タイヤの偏摩耗や乗り心地にも影響するものなので、それぞれの特徴を理解して進みましょう。

令和7年度第1回 No.20

【問題】
図で示すタイヤの摩耗についての問題です。
波状摩耗の原因として間違っている記述を選択します。

覚え方のポイント

タイヤの摩耗はたくさんの種類があり、それぞれ原因箇所が異なります。

その原因には重複しているものも多いですが、すべて覚えるのではなく、覚えやすいものを覚えて選択肢を削っていくことが有効です。

覚えておくのは以下の4つ。

タイヤの摩耗

上記の4つは実際に起きることも多いですし、原因も比較的分かりやすいです。
この4つをしっかりと覚えておき、問題を解いていきましょう。

(1)、(2)、(3)、(4)について

波状摩耗は、タイヤが波状に摩耗している状態です。
回転バランスが悪いことが主な原因で、回転バランスが悪くなる要素の選択肢は正しいということになります。

そこで選択肢を見てみると、明らかに違うのが“エア圧の過大”
エア圧が高すぎるとタイヤがパンパンに張ってしまうことで、タイヤ中央部だけが摩耗していきます。(中央摩耗)

そのため、他の選択肢がよく分からなくても“これは違う”というものが分かっていれば解けることが多いです。

【正解】(1)

【hanabiの現場メモ】

ミニバン形状の車は外側摩耗を起こしやすい傾向があります。

これは、車の背が高いため旋回時に遠心力が大きくなり、右曲がりのときは左へ、左曲がりのときは右へ重心移動が起きることで、両タイヤの外側に大きな負荷がかかることで摩耗していきます。

ゆっくり曲がるなど、エコな運転を心がけることでタイヤの寿命は大きく変わるでしょう。

令和7年度第1回 No.25

【問題】
タイヤについての問題です。
正しい記述を選択します。

(1)スキール音に関する記述
(2)タイヤのアンバランスに関する記述
(3)偏平率に関する記述
(4)タイヤの用語に関する記述

タイヤ

(1)について

急発進、急制動、急旋回時などに「キー」と鳴るのがスキール音です。
タイヤのトレッドが、路面に対して局部的に振動を起こすことで音が出ます。

(2)について

スタティックとダイナミック、2つのアンバランスの違いを押さえましょう。

(3)について

偏平率を小さくすると、タイヤの高さが低くなり幅広タイヤになることで、横剛性は高くなり、旋回性能は向上します。

(4)について

タイヤのユニフォミティとは、タイヤを構成している様々な要素を含んだ用語です。

覚え方のポイント

スタティック・アンバランスはタイヤの縦振れ(上下)につながり、ダイナミック・アンバランスはタイヤの横振れ(左右)につながります。

偏平率が大きい・小さいの勘違いによる間違いが多いので注意です。

【正解】(4)

【hanabiの現場メモ】

以前、リヤ2本だけを海外製の格安タイヤに交換した車で、約100km/hを超えたときにABSランプが点灯するというトラブル事例がありました。

原因はフロントとリヤ・タイヤの“外径の違い”。

車速は4輪に取り付けられた車輪速センサでカウントされていますが、元々付いていたタイヤよりも交換したタイヤの外径が約2cm大きかったことで、前後のタイヤに回転差が生じ、ABS装置が異常を検知したという流れです。

原因が分かるまで様々な点検を行う必要があり、大きな手間がかかりました。

タイヤにはわずかながら外径の差があります。
同じメーカーの同銘柄で揃えることで誤差のリスクを減らせるため、タイヤ交換の際は注意しましょう。

令和7年度第1回 No.29

【問題】
タイヤのスリップ率についての問題です。
正しい選択肢を選びます。

(1)、(2)、(3)、(4)共通

グラフについて

まず、このグラフには以下4種類の曲線が描かれています。

  • 路面の摩擦係数が高いブレーキ性能曲線
  • 路面の摩擦係数が高いコーナリング性能曲線
  • 路面の摩擦係数が低いブレーキ性能曲線
  • 路面の摩擦係数が低いコーナリング性能曲線

ブレーキ性能曲線2つとコーナリング性能曲線2つです。
それぞれ摩擦係数が高いものと低いものがあるので、計4本となります。

覚え方のポイント
  1. コーナリング曲線は無視。
  2. グラフ横軸のスリップ率約20%のところを見る。
  3. 4つの線のうち、縦軸の摩擦係数が最大になっている2本の線が“ブレーキ性能曲線”で、摩擦係数が高いか低いは見た目どおり。
  4. 問題文で聞かれている曲線は、“ブレーキ”か“コーナリング”か。
  5. ブレーキ曲線は約20%が最大になることを覚えておく。

【正解】(1)

ABOUT ME
hanabi
2級自動車整備士の資格を取得後、整備技術のアドバイザーとして15年間従事。同時に一級整備士指導員・整備士を対象とした国家試験対策講習会・整備技術研修会の講師として活動。
これまでの経験を活かし、自動車整備士の国家試験問題に対する “簡単な解き方や分かりやすい覚え方” を盛り込んだ解説をしています。
これから資格取得を目指す人のため、『どこよりも丁寧で分かりやすい解説』を目指しているブログです!
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