【2級ガソリン】令和7年度第1回 実施日:令和7年10月5日 No.11
分かりやすくお伝えするため、要約により構成しています。
覚えやすさを優先しているため、独自の解釈があったり言葉足らずの部分もあるかと思いますが、試験に合格することを第一の目標としているためご理解ください。
正式な試験問題と解答は、日本自動車整備振興会連合会のホームぺージよりご確認ください。
【問題】
バッテリの構造・特性についての問題です。
間違っている記述を選択します。
(1)ハイブリッド・バッテリの極板材質に関する記述
(2)カルシウム・バッテリの極板材質に関する記述
(3)アイドリング・ストップ車用バッテリの耐久性に関する記述
(4)低アンチモン・バッテリの特徴に関する記述
バッテリは極板材質の違いにより3種類あり、極板の材質や性能・コストに対し出題されています。
なお、この中のハイブリッド・バッテリとは、高電圧を使用したニッケル水素やリチウムイオンのHVバッテリのことではなく、12Vバッテリの種類の一つなので間違えないよう注意です。
(1)、(2)、(4)について
下表をもとに、正極板と負極板の材質の組み合わせを覚えましょう。

(3)について
アイドリング・ストップ(以下:IS)付きの車両には、IS対応の専用バッテリが指定されています。
通常のバッテリとの具体的な違いは、以下の2つです。
- 急速充電に対応している。
IS付き車両は減速時に急速充電を行います。
車両が減速を始めると、通常のバッテリよりも高い電圧を短時間で一気にバッテリへ送り込みます。
通常のバッテリではその電気を受け入れることができないため、IS付きの車両にはIS対応の専用バッテリを取り付けないといけません。
- 過酷な状況での充電・放電を繰り返し行うことができる。
IS付きの車両は、エンジンの停止・始動が頻繁に行われるため、バッテリ充放電の耐久性が高いものが使われています。
バッテリの3種類の材質・性能・コストを押さえる。
【正解】(1)
IS対応の専用バッテリは、耐久性が高められているため通常のバッテリよりも高価です。
そのため、IS付きの車両にも関わらず、IS対応ではない安価な通常のバッテリを取り付けた場合、早期(例:3か月や半年)にバッテリ上がりを起こすことがあります。
これは前述したとおり、IS付きの車両は減速時に急速充電を行いますので、通常のバッテリでは受け入れ能力が低いため、充電が追い付かない状態になるためです。
また、性能が高いのであれば、“通常バッテリの車両にIS対応バッテリを付けてもよいのか?”と聞かれることが過去にありました。
答えはYESで、IS対応バッテリは通常バッテリの上位互換になります。
建設機械などの使用頻度が低い車両にIS対応のバッテリを付けることで、バッテリ自体を長く使える可能性は高いです。
