【2級ガソリン:エアコン】
このページでは、エアコンの過去問題を掲載しています。
分かりやすくお伝えするため、要約により構成しています。
覚えやすさを優先しているため、独自の解釈があったり言葉足らずの部分もあるかと思いますが、試験に合格することを第一の目標としているためご理解ください。
正式な試験問題と解答は、日本自動車整備振興会連合会のホームぺージよりご確認ください。
令和7年度第1回 No.27
【問題】
オート・エアコンのセンサについての問題です。
間違っている記述を選択します。
(1)エバポレータ後センサの役割に関する記述
(2)外気温センサの役割に関する記述
(3)日射センサの構造に関する記述
(4)内気温センサの機能に関する記述
室内の温度を最速で“設定した温度”にしてくれる制御です。
外気温や内気温など様々なセンサを使い、状況に合わせた制御を行います。
また、エアコンの問題には“冷凍サイクル”と呼ばれる、冷風を作り出すための流れが出題されることもあるので、エアコンの基本となる“冷凍サイクル”についても押さえておきましょう。

エアコン・ガス(以下:冷媒)の流れ。
- コンプレッサで圧縮され、高温・高圧の気体になる。
- コンデンサで冷却すると、冷媒の特性により気体から液体へ変化。
- レシーバ・ドライヤで気体と液体を分離。液体だけが先へ進む。
- エキスパンション・バルブで液体の冷媒を噴射。
- 冷媒はエバポレータ内で気化していく。
- 気化時、周囲との熱交換により、エバポレータが冷やされる。
- そこにブロワの風を当てることで、冷風が室内へ運ばれる。
- 冷媒はコンプレッサへ戻り、再び圧縮される。
※ガス圧の目安は、高圧は外気温の約2分の1(外気温30℃時なら15kg/㎡)、低圧は高圧の約10分の1(高圧が15kg/㎡のときは1.5kg/㎡)となります。
(1)について
冷風の源であるエバポレータは、冷媒と周囲の空気の熱交換によりキンキンに冷えます。
何もせずにサイクルを回し続けていると、エバポレータが冷えすぎることで霜が付着したり、サイクル内の凍結につながるおそれがあるため、エバポレータ通過後の空気温度によって、コンプレッサの圧縮度合いを制御しています。
(2)について
外気温センサは室外に取り付けられています。
フロント・バンパー付近に付いていることが多く、温度により抵抗値が変化するサーミスタを使って外気温を検出しています。
(3)について
日射センサは、日差しの強弱によって風量を調整するために使われます。
センサ内部のフォト(受光)・ダイオードで、日射量を検出しています。
(4)について
内気温センサは室内に取り付けられており、センサ内部は外気温センサと同じくサーミスタが使われています。
室内の空気をセンサ内部に取り入れることで、内気温を検出しています。
【正解】(3)
エアコン冷え不良などのトラブルは、ガス圧を見ることから始まります。
ゲージ・マニホールドというエアコン専用の工具を使い、高圧と低圧のガス圧を見ていきます。
これまでの不具合事例では、エアコン・ガスの不足が原因であることも多くありました。
不具合症状だけを見て、「これは〇〇が怪しい」と先入観で決めつけてしまい、無駄な点検や交換作業の結果、原因はガス不足ということもありますので、基本を大切に進めていきましょう。
