【2級ガソリン】令和7年度第1回 実施日:令和7年10月5日 No.7
分かりやすくお伝えするため、要約により構成しています。
覚えやすさを優先しているため、独自の解釈があったり言葉足らずの部分もあるかと思いますが、試験に合格することを第一の目標としているためご理解ください。
正式な試験問題と解答は、日本自動車整備振興会連合会のホームぺージよりご確認ください。
【問題】
インテーク側の可変バルブ・タイミング機構の構造・機能についての問題です。
間違っている記述を選択します。
問題を解いていくには、バルブ・タイミング機構の構造・機能についての理解が必要です。
カム・シャフトの回転を制御し、INバルブが開き始めるタイミングを変化させる機構です。
エンジンの運転状況によって、バルブの開き始めを進角(早く)するか遅角(遅く)するかを調整しています。
カムの形状を変えるわけではないので、バルブが開いている時間(作動角)は同じです。
つまり、INバルブの開き始めが早くなると閉じ終わりも早くなり、開き始めを遅くすると閉じ終わりも遅くなります。
また、エンジン停止時は、内蔵されたロック装置により最遅角状態で固定される。

上図は、アイドル時、低速時、中速時、高速時、それぞれの場合でバルブ・タイミング機構が有利に働く考え方の簡略図です。
アイドル時は、オーバ・ラップを小さくしたいので遅角=開き始めを遅くしたい。
高速時は、できるだけ混合気を取り入れたいので遅角=閉じ終わりを遅くしたい。
低速時は、吸入した混合気をできるだけ逃がしたくないので進角=閉じ終わりを早くしたい。
中速時はそれぞれの中間のイメージ=作動としては進角です。
運転状況によって、開き始めや閉じ終わりの最適なタイミングを狙っています。
開き始めが遅くなると閉じ終わりも遅くなるため、狙いたいポイントは違っていますが、結果として“アイドル時と高速時は同じ遅角”となります。
アイドル時と高速時は遅角。
低速時と中速時は進角となり、低速時は大きく進角、中速時は中程度の進角のイメージです。
エンジン停止時は、ロック装置により最遅角状態で固定。
【正解】(2)
可変バルブ・タイミング機構の作動不良によりエンジン不調になることが多々あります。
この機構には油圧式と電動式がありますが、油圧式が主流です。
エンジン・オイルの油圧で進角・遅角を制御していくのですが、作動部に油圧を供給するために“オイル・コントロール・バルブ”という部品が使われます。
オイル・コントロール・バルブにエンジン・オイル内の小さなゴミが溜まっていくことで動きが悪くなり、結果的にECUが狙ったとおりの可変制御ができず、エンジン不調へつながっていくという流れです。
オイル・コントロール・バルブを清掃することで改善した例も多くありました。
エンジン・オイルの定期交換は非常に重要で、交換を怠ると様々なトラブルにつながります。
