【2級ガソリン:潤滑装置】
このページでは、潤滑装置の過去問題を掲載しています。
分かりやすくお伝えするため、要約により構成しています。
覚えやすさを優先しているため、独自の解釈があったり言葉足らずの部分もあるかと思いますが、試験に合格することを第一の目標としているためご理解ください。
正式な試験問題と解答は、日本自動車整備振興会連合会のホームぺージよりご確認ください。
令和7年度第1回 No.34
【問題】
エンジン・オイルの添加剤についての問題です。
粘度指数向上剤の説明として適切な記述を選択します。
(1)、(2)、(3)、(4)共通
【油性向上剤】
オイルの金属表面に対するなじみを良くし、強固な油膜を張らせる。
【粘度指数向上剤】
温度変化に対しても適正な粘度を保って潤滑を完全にし、寒冷時のエンジン始動性も良好にする。
【摩耗防止剤】
しゅう動(こすれ合う)による摩耗を防ぐ。
【腐食防止剤】
燃料生成物およびオイルの劣化物によって、シリンダ壁面やその他の摩擦部が腐食されることを防止する。
【流動点降下剤】
エンジン・オイルが冷却された際、オイルに含まれるろう(ワックス)分が結晶化するのを抑え、オイルの流動性を保つ作用によりオイルの流動点を低くする。
【清浄分散剤】
エンジン・オイル中に混入する炭素やスラッジを油中に遊離させる作用により、エンジン内部を清浄な状態に保ち、ピストン・リングの固着や軸受けの焼き付きなどを防止する。
【酸化防止剤】
エンジン・オイルが酸化すると、酸・ワニス・樹脂状物質を生成して粘度が増加し潤滑性が低下するとともに、腐食や摩耗を促進させるため、エンジン・オイルの酸化を抑制する。
【消泡剤】
クランク・シャフトによる激しいかくはんによって気泡が発生すると、オイル・ポンプが各潤滑部にオイルを圧送できなくなるため、気泡の発生を防止する。
それぞれの添加剤の名称と役割には言葉の共通点があります。
その言葉をキーワードとして覚えておきましょう。
【正解】(2)
エンジン・オイルは、人間でいうと血液にあたるものです。
エンジンに合った粘度は特に重要で、サラサラすぎてもドロドロすぎても不具合につながります。
メーカ指定がサラサラ粘度のオイルでも、高速走行が多いなど、車両の使い方によっては硬めの粘度のオイルを使った方がいいこともあります。
問題にもあるように、エンジン・オイルには種々の添加剤が使われているため、定期的な交換が最も重要になります。
エンジン・オイル交換を怠ったために、トラブルにつながった事例は数え切れないほど見てきました。
